数字で見る歯科医院経営:あなたの医院はどこまで成長できる?|勤務医から開業医まで、歯科医師の働き方・臨床技術・開業準備・医院経営を学べる総合メディア|歯科成功大全

数字で見る歯科医院経営:あなたの医院はどこまで成長できる?

こんにちは、医療法人隆歩会あゆみ歯科クリニックの院長、福原です。

歯科医院の経営を成功させるためには、**「数字の管理」**が欠かせません。経営における「数字」を意識することで、医院の現状が可視化され、次に取るべき施策が明確になります。

本記事では、歯科医院経営において特に注目すべき5つの重要な数値と、具体的な改善方法を解説します。数字に基づく経営を行うことで、あなたの医院がさらに成長するヒントをつかんでいただければと思います。

歯科医院経営に必要な「数字管理」の重要性

経営の見える化が実現する

数字を管理することで、経営の課題が明確になります。新患の減少、リコール率の低下、スタッフの離職率など、数値化しないと把握できない課題がたくさんあります。

PDCAサイクルの実現が可能

PDCA(計画→実行→評価→改善)を回すためにも、「評価」の部分に数値が必須です。数値を見ながら評価を行うことで、改善すべきポイントが明確になります。

5つの重要な数値とその管理方法

売上総額

何を意味するか?売上総額は、医院の経営状態を把握するための基本的な指標です。

確認頻度毎月の売上を把握し、前年同月比と比較します。

改善方法売上を増やすためには、自費治療の増加、リコール率の向上、新患の増加が重要な要素です。

リコール率

何を意味するか?リコール率は、定期検診の案内に応じて患者様が再来院する割合を示します。

確認頻度リコールは6ヶ月ごとに実施されることが多いので、年2回の確認が必要です。

改善方法

リコール案内の強化(LINE通知、ハガキ、電話の組み合わせ)

カウンセリング時に次回予約を促す

新患数

何を意味するか?新患数は、新たに医院を訪れた患者様の数です。新患が多いほど、医院の成長余地が大きいと言えます。

確認頻度毎月の新患数を確認します。前年同月比での増減を把握することがポイントです。

改善方法

オンライン広告の活用(Google広告、SNS広告)

地域の健康フェアや地域活動への参加

SNSの活用とGoogleマップの口コミ強化

自費治療率

何を意味するか?自費治療率は、全体の診療のうち、自費治療が占める割合を示します。

確認頻度月次での確認が基本ですが、自費契約率の変動を見ながら改善を行います。

改善方法

カウンセリングの強化(カウンセリングルームの設置)

自費治療のメリットを明確に伝える(ビフォーアフター写真を見せる)

院内ポスターやリーフレットを活用して自費治療の案内を強化する

スタッフ離職率

何を意味するか?スタッフ離職率は、一定期間内に退職したスタッフの割合です。スタッフの定着率が高ければ、患者満足度の向上にもつながります。

確認頻度年次の確認が必要です。スタッフが何年働いているかの勤続年数もチェックしましょう。

改善方法

OJTの強化、明確な評価制度の導入

働きやすい環境づくり(休憩室の設置、業務の効率化)

離職理由のヒアリングを行い、課題を見つけ出す

数字に基づく改善策の具体例

売上を向上させる改善策

リコール率を20%改善例:リコール専任スタッフを配置し、LINE通知を導入することで、リコール率が60%から80%に向上。

新患数を10人増やす例:地域密着型のSEO対策を強化し、「地域名 + 歯医者」の検索順位を上げることで、新患数が増加。

スタッフの離職率を低減する改善策

面談の実施頻度を増加例:3ヶ月に1回の面談を行い、スタッフの不満や悩みを早期に把握することで、離職率が低減。

OJTの充実例:新人スタッフに教育担当者をつけ、OJTの質を向上させた結果、定着率が改善。

実際の成功事例から学ぶ数字管理のポイント

事例1: 自費治療率が30%向上

施策:自費治療専用のカウンセリングルームを設置し、専任スタッフが対応。

結果:契約率が20%から30%に増加し、売上が大幅に向上。

事例2: リコール率を80%に引き上げた医院

施策:LINE通知、電話リマインダー、ハガキの3つのリマインダーを活用。

結果:リコール率が50%から80%に向上し、患者の再来院が増加。

まとめ:数字に基づく経営で医院の未来を切り開こう

数字管理を行うことで、医院の課題が可視化され、改善の方向性が明確になります。

特に、次の5つの数値は、必ず定期的に確認しましょう。

売上総額

リコール率

新患数

自費治療率

スタッフ離職率

これらを改善するための施策を実行し、PDCAサイクルを回すことが、医院の成長を加速させます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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福原 隆久のプロフィール画像

歯科医師・歯学博士/医療法人隆歩会 理事長

福原 隆久

歯科医師・歯学博士、医療法人隆歩会理事長。29歳で開業し、現在は6医院、歯科医師15名、スタッフ総勢約120名の組織を運営。大阪歯科大学口腔衛生学講座非常勤講師、日本口腔衛生学会認定医、IDIA専門医。臨床・採用・教育・歯科医院経営の実践知を発信している。